5苦難貧乏のことわざ
天が悲しみ地が痛む何もない土地
私の腰巾着には1ドンもなく、龍のように話したとて誰がそれを聞くでしょう
中は蛍、外は松明
百の辛さ千の苦さ
名は高く家は空(から)
お金を家にとどめるは風を家にとどめるよう
お金は尽き米はなく、賢明さはカビのよう
雨で水浴び、風で洗う
生は落ち死が満ちる
母を失いカラスがくわえる
人生の債務を払う
官がくわえ魔がつかむ
水が満ち水が引く
蜘蛛の巣、カビの生えた戸
人貧しければ知恵は短い
あばら家壊れた壁
貧乏でボロボロの藁の服
ズタズタな貧乏、殻にように貧乏
縄を買って自分を縛る
天が蚊帳、地面がござ
1つの昼、2つの霞
首1つ、縄2つ
食べる口が山を崩す
寝台で寝たきり、ござに寝たきり
泉に飛び込み山を登る
水路に飛び込み、水から飛び出す
汗をかいて働き、涙が沸騰する
売春して化粧をする金にも足りない
働いても、口に入れるには十分でない
水がめずらしく、物がめずらしい
家は傾き財産はなくし
金がなくバンの木の根本に座る
3世代たてば
ふんどしはすり切れ
苦尽甘来
肋骨が浮き出る
貧乏人は頭を金持ちは財産を
貧しい人が助け合う
苦しい時に犬が噛む
すきを引いて借金を返す
断腸の思い
缶桶屋が死んでござに撒かれる
手から口へ
2回の靄に、日差し1回
空の2つの手の平
首かせは絞まり、足かせをはめ
わらの枕、地面のしとね
枕は地面、露のしとね
海の果て
壊れた生け垣につるが登る
市場の米、川の水
雄鶏の子育て
首を曲げて、借金を返す
腹が減って、膝頭で這う
空腹のあまり盗み、窮乏のあまり理不尽(ふしだら)になる
地獄塵間(人間の世界)
早く出かけて夜遅く帰る
幽霊の家で落ちぶれる
頭は消えて顔は暗くなり
通りの端市場の隅
頭で支えて肩が持つ
竹籠に中身がなくなり、外で買って食べる者の事を思い、夫を無くして独りで寝る者の事を思う
日照りに慣れ霜に慣れ
日差しにさらされ霧にぬれ
お供えのかゆを盗む
10本の歯を見せて笑う
音に聞こえるが、口はない
字の才は、詩の災とつながる
犬はボロにかみつく
藁が倒れるように死ぬ
汚れた足に泥の手
櫛風沐雨(しっぷうもくう)
求めても冷たく、求めてもない
頭を起こせない、浮かべない
歯を食いしばって耐える
藁をかみ草をかみ
困難は知恵の束
低く行き高く行く
空腹の人は耳が聞こえない
空腹で膝で這わなければ
空腹で腎臓(背中)が痛い
汗の鉢を飯の鉢に交換する
妻を売り子を貸す
3度のご飯は米だけ
台所の隅小さな鍋
乞食が池の橋から落ちる
風の中で食べ露の上で寝る
灰を食べ(暮らし)、籾殻にうじ
腹が減り服はボロ
野菜がおかずなら後を見て前を見て
おかずが蟹ソースなら高いびき、おかずが牛ならいつも心配
冷や飯を食べ、外で寝る
食べれば辛く飲めば苦い
今日食べて明日の心配をする
岸辺で食べ草むらに寝る
富は三代、貧乏も三代
臥薪嘗膽(がしんしょうたん)
犬はぼろにかみつく