この話は東南アジアで有名な「ラーマヤナ」の話だと思うんですけど、
妙に省略しすぎじゃないですか?妃をサルの軍隊と協力して取り返して
さらに妃の貞操も火の上でチェックしてと、とても長くて有名な話なのに。
上古の昔、南越(ナムヴェット)甌貉(オーラック)の隣には妙岩(ジェウギェム)国がありました。その国の領主は夜叉(ザトア)王と言い、長明(チュンミン)王あるいは十頭(タップダウ)王とも呼ばれていました。
この国は、北は胡猻精(ホートンティン)国に接していて、胡猻精(ホートンティン)国には十車(タップサー)王という王がおり、皇太子は曰微〔徵〕(ビーバー)でした。曰微(ビーバー)の妻、白静(バックティン)后娘で、世にもめずらしい美女でした。夜叉(ザトア)はそれを聞いて、胡猻(ホートン)を攻めるよう命じ、曰微(ビーバー)の妻を奪いました。
曰微(ビーバー)はとても怒って、猿たちを連れて山を破壊し、水を平に埋めたて、妙岩(ジェウギェム)国を攻撃し、夜叉(ザトア)王を殺し、妻を奪い返して帰りました。
胡猻精(ホートンティン)は猿の精で、今は占城(チャンパ)国です。
コメント