付録第5話 朔天王(ソックティエンブォン)殿を建てた国僧の伝説
Phụ lục5: Truyện quốc sư xây đền Sóc Thiên Vương
本編にもある朔天王にちなむ道場(武殿)を
建てた話です。
写真はBáo Công An Nhân Dân
đền vũ 武殿 がよく出てくるんですけど
カンフーに出てくる寺みたいな
ものでしょうか??
黎大行(レーダイハイン 980-1005)の時代に、匡越(クォンビェット)大師、すなわち吳真流(ゴーチャンリュー)は、よく平魯?(ビンロー)村を散策しました。ここの美しい静かな風景を好み、庵を建ててそこに住みました。
真夜中、大師が夢を見ると、金をまとった神が、鉄の馬に乗り、左手に金の槍を持ち、右手に宝剣を持ち、十数人がしたがって、恐ろしげな表情で来て言いました。「私は毘沙門(ティサーモン)大王であり、従う者はすべて夜叉(ザトア)の神である。天帝は、私を北の国に送りそこにいる人々を守るよう命じた書を持っている。元々我々は互いに縁があったので、知らせるためにここに来たのだ。」
大師が驚いて目を覚ますと、山から叫ぶ声が聞こえました。心の中が恐れでいっぱいになり、人を山に行かせ、頂上によい雲に囲まれた大木を見ると、それを切り倒し、職人に命じて夢で見た通りの神の像を作りました。その後、寺院を建て、香火を絶やさず崇拝しました。
天福(ティエンフック)元年になると、宋(トン)軍が略奪に来るので、軍に行くように頼みました。その時、宋(トン)軍はタイケット村に駐留していましたが、両軍ともまだ交戦はしていませんでしたが、宋軍は見て非常に恐れ、退却して、大江(?ダイザン)を維持しました。再び波が荒れる時期になり、蛟龍が水面にあらわれ、敵軍は崩壊した。
帝は神の霊を感じ、道場を建て、北を鎮めるために、朔天王(ソックティエンブォン)としました。寺院は金華(キムホア)県ヴェリン(術靈)村にありいつも崇拝が絶えることはありません。
人々は董天王(ドンティエンヴォン)は敵を倒した後、鉄の馬に乗ってヴェリン(術靈)山のガジュマルの木まで来て、服を脱いで天国に昇って行ったと言います。今でも人々はこの木を「着替えの木」と呼んでいます。礼拝するときには、精進物だけを捧げます。
李(リー)朝になると、崇拝の便のために、新しく道場が建てられました。西湖の東において、北を鎮めるためです。そして、福の神として崇拝され、西湖のニャットクアにあります。